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[Topics] テクパチ対談 - ストリートでの人物スナップはこう撮れ!

一眼レフやコンパクトデジカメからケータイまで、今やみんながカメラを所有し撮影する『一億総フォトグラファー時代』となりました。一方で個人情報保護やら肖像権やら、撮影に関わる面倒な問題も多くなっています。

テクパチでは、フォトウォークで撮影した写真をウェブで公開することを推奨していますので、こういった撮影者と被撮影者との関係についてしっかり考える必要があると思っています。

先日の記事で『モデルリリース』という肖像権使用許諾書のことを紹介しましたが、今回は、フォトウォークにおける人物写真について、テクパチ主催者chidorianとtoshisyungの対談という形で話し合ってみました。


■フォトウォークはスナップ写真の宝庫

chidorian: 私は人物をほとんど撮らないので、その辺の経験も豊富なtoshisyung先生に、人物スナップを撮るときのノウハウなんかを伺いたいと思っていますので、よろしくお願いします。

toshisyung: はい。よろしくお願いします。

chidorian: まずは、よく使う言葉だけど“スナップ写真”っていうのは、「撮影のための準備を特にしないで、出会った状況を撮影する」ということだよね。

toshisyung: そう。日常や出かけていった場所で撮る、一期一会な写真はすべてスナップといえば良いと思う。記録写真や報道写真も広い意味でこの中に含まれる。そしてスタジオ写真や記念写真、風景写真なんかは違うということだね。

chidorian: つまりフォトウォークで撮る写真のほとんどがスナップ写真なわけだ。今日はその中でも特に人物スナップについて話したいんだけど、あ、この人の写真が撮りたいなって思ったら、どんな感じでアプローチするの?いきなりは撮らないでしょ。

■撮影する相手の話を聞こう

Uchina's
photo by toshisyung

toshisyung: 昨年の5月に鶴見のリトル沖縄に行ったとき、そこで出会った人の写真を撮りまくったけど、当然まずは挨拶だよね。そして自分が何者かを話す。「今日この辺を仲間と散歩しながら写真撮ってるんです。」とカメラを見せたりしてね。

chidorian: なるほど、1.挨拶、2.自己紹介、と。まあ普通だね(笑)

toshisyung: 次に、「皆さん何してるんですか?」などと相手の話を聞く。これは結構大事だと思う。そして、その日撮った写真など液晶モニターなどで見せる。

chidorian: 3.相手の話を聞く、4.自分の写真を見せる、と。3.は確かに大切だね。Thomas Hawkの$2 Portraits Project(注1)で、必ず相手のことを尋ねているのを思い出したよ。

toshisyung: そしていよいよ「写真とってもいいですか?」となるんだけど、ただ撮りたいのか、小規模な作品展で発表したいのか、ウェブ(Zooomrなど)で発表したいのかも、きちんと伝え承諾を得るようにしている(注2)。

chidorian: これが、前に紹介したモデルリリースにあたる部分だね。フォトウォーク中に契約書を取り交わすのはさすがに無理だから口頭でということになるわけだね。

toshisyung: 後日トラブルにならないためにもここは大切なところだね。

■撮らせてもらっているという謙虚さを持とう

自慢の車
photo by toshisyung

toshisyung: 先日、伊勢の友人宅に行った際、見かけたおばぁちゃんには、こんにちはの後「さっき見かけたけど…」とお話を聞いて、あくまで写真はおまけという感じで話を切り出した。もちろん断られればあきらめるしかない。

撮影の了解をもらえたら後は撮りまくる(といっても場合によっては静かに撮る)んだけど、常に理解されることが重要になるので、イタズラや悪意のある写真、相手が喜ばない写真は撮らないようにする。セレクトの段階でもそういう風に見える物は除外する。撮影者と被撮影者の信頼関係にも関わってくることだから、自分ならこんな写真を撮られたらどうか?発表されたらどうか?を常に考えるべきだろうね。もちろん信頼関係は町で出会ったばかりの人と親しい友人では違うけどね。

chidorian: リトル沖縄で撮った写真は渡しに行ったんじゃなかったっけ?

uchina's
photo by toshisyung

toshisyung: そうそう。写真を渡す約束をしたんだよ。もちろん後日キャビネに焼いた写真をたくさん持っていって、「お~これは黒枠(遺影のことらしい)にいい!!」と皆でプリントを見せ合い盛り上がって、また撮影会になった(笑)。酒屋の女将さんも、「これはとても良いことなのよ。この人達はこんな風にちゃんと撮った写真がないからね。こういうのを写真って言うんだね。」と本当に喜んでくれたよ。

chidorian: おお、いい話だねえ。その話を聞いてまた思い出したんだけど、木村伊兵衛が『僕とライカ』という著書の中で、ロベール・ドアノーがいかにパリの市井の人々に愛されていたかということを書いていてね、それは、撮影が済んでも話しこんだりして交流を深めていた結果で、「うわべのごきげんとりではなく、本当の愛情の問題だと思う。」と結んでいるんだ(注3)。これはまさにリトル沖縄での話にも通じるでしょ。いかに相手と真摯に向き合うかっていう点でね。

toshisyung: 木村伊兵衛にロベール・ドアノーか!じゃあ俺も尊敬するロバート・キャパの話をしてもいい?

chidorian: いやいや、もう長くなったから今日は人物スナップの撮り方だけということで、キャパの話はまた別の機会にしよう!(笑)

toshisyung: 今回紹介したのは呼びかけてから撮る方法だったけど、相手が気付かないうちに撮るとか、風景の一部に人物が入るときにはどう対処したらよいのか、なんていう難しい問題もあるので、また機会を見つけてやりましょう。どうもありがとうございました。

chidorian: そうだね。肖像権のこととかもっとよく知りたいね。ありがとうございました。



注1.アメリカの写真家Thomas Hawkが始めたプロジェクト。街でホームレスに金を無心されたとき、2ドル渡す代わりにポートレートを撮らせてほしいと頼むというもの。彼は撮影の際、必ず相手の名前や出身地などを尋ねるようにしている。これはプロジェクトを始める2カ月前に、彼がヘッドホンで音楽を聴きながら撮影していたところ、近づいてきたホームレスに金を無心されたと勘違いしたことがきっかけになっている。そのホームレスは彼を見て、自分の写真を撮ってもらおうとしただけだった。
http://thomashawk.com/2008/06/introducing-christopher-and-start-of-my.html
http://thomashawk.com/2008/04/story-behind-photograph.html

注2.撮影と発表は大きく違うことを理解しなければならない。そして被撮影者はそれぞれを許諾する権利を持っていて、撮影はOKだが発表はNGということもある。一般的には、個人的にプリントしてアルバムを作成したり、友人に見せたり、個人的な絵葉書(暑中見舞いなど)での利用などがそれにあたる。
発表の許可を得る場合はその規模が問題になるだろう。私的な作品展やミニギャラリーなどを借りて発表する小規模なものから、ウェブページやブログなど公共性の高いもの、コンテストへの応募などの大規模なものまで。これらはそれぞれ与える影響力も違うので注意したい。
そしていかなる場合も発表することには責任が伴う。発表するからには、その作品に対する質問やクレームも受けて立つという心構えが必要となる。

注3.ロベール・ドアノーはパリの街と人を撮り続けた写真家。以下は『僕とライカ』(木村伊兵衛著 朝日新聞社)P127からの引用。「また、私がメニルモンタンを一人で撮影していたとき、ちょうど映画の「赤い風船」の、階段があってガス灯があるファーストシーンで、右側に職人の家がある、そこで撮っていたら、「お前入れ」という。入ったら「お前ドアノーを知っているのか」、「世話になっている」というと、「あれは本当にいいやつだ。あの写真家はおれたちの代表だ」という。おれたちのウソ偽りのない生活を新聞に出したり、本に出したりしてくれる。おれたちの嬉しいことも、悲しいことも知っていて、おれたちの代弁者だ。あんないい写真家はないという。その男はドアノーの写真をもっているし、切り抜きもある。それを見せてコーヒーまで飲ませてくれた。」
「メニルモンタンは職人の町で、本当に写真的なところである。日本でも下町とか裏町を撮っているが、ここまでは写真家は親しみをもっていないようだ。それで変に興味本位なところをとるから、かえって迷惑をかけたりする。ドアノーの場合は、たとえ変なところを撮っても彼らは怒らない。ドアノーは写真を撮ってもすぐ帰ることはしないで、どうもありがとうといって話しこんだり、タバコをやったり、そこらのカフェーに連れて行ったりするわけだ。うわべのごきげんとりではなく、本当の愛情の問題だと思う。」

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